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ブランドバッグの買取|靴・バッグの修理&DIY

日々学びながらこれからもずっと。

千田 彩香

PROFILE

バッグの修理歴15年。カフェの経営、専業主婦を経てバッグ修理の世界へ。現在はシュハリ白山店に勤務。主にミシンを使っての業務を担当。店舗に来られたお客様対応も行う。中学生の息子を持つ、1児の母。

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専業主婦から転身、バッグ修理の世界へ。

バッグ修理を始めたのは2005年。それ以前は、夜にブックカフェのようなお店を経営していましたが、結婚を機に辞めてしまって。しばらく専業主婦をしていたのですが、時間に余裕ができたので近所にあるこのお店でパートとして働くことに。もう15年以上続いていますから、性に合っていたんでしょうね。すごく楽しいですよ。家から近いのも良かった(笑)。

お客様の価値観を瞬時に汲み取る。

今はバッグの修理を主に担当しています。お店には毎日、高級なハイブランドからエコバッグのようなものまで、いろんなバッグが持ち込まれます。まずはお客様に「なぜこのお店に来られたのか」「どういう修理がご希望なのか」をお聞きします。持って来られたバッグを一通り見れば「こういう修理になるな」とすぐにイメージが湧きますが、先入観は持たず、まずはお客様のやりたいこと、気になった点など、とにかくお客様のお話に耳を傾けます。そのあと、自分が気になった点や「こんなことができます」「こうしたらもっと良くなりますよ」というような提案します。同時に価格も提示して。仕上がりの希望や修理方法によっても値段は違ってきますから。お客様とお話しして、ご納得いただける線を探ります。
エコバッグのような安価なものだと、買った時よりも修理代が高くなってしまうのですが、それでも「思い入れがあって直したい」という方もいらっしゃって。人それぞれの価値観があるので、お客様の思いに寄り添っていけたら、と思いますね。

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手回しミシンを使った緻密な作業を。

バッグをお預かりした後は、生地の破れやほつれた縫い目などを補修していきます。手縫いをすることもありますが、ほとんどがミシン縫いです。一般的にミシンは平らな布を縫うものですが、バッグは立体なので、手で支えながら手回しのミシンで縫っていきます。ほつれた箇所を縫っていきますので、もともとあった生地の針穴一つひとつに合うよう針を落とさないといけなくて。一目一目確認しながらゆっくり縫っていきます。
こんな風に、それぞれのバッグに合わせた修理をしていくわけですが、思考錯誤の連続ですね。これまでの経験で「あの手法が使えるな」とか「このパターンは使えるな」っていう積み重ねもありますが、経験通りにいかないことも多くて。バッグは無数にありますし、全く同じバッグでも持ち主によって使い込んだ状態がそれぞれ違いますから。一つとして同じ表情のバッグはないので、毎回とてもデリケートな作業だなと思います。失敗できないですからね。

「できないこと」をなくすため、日々勉強。

以前、買ったばかりのバッグを化粧品(馬油)で汚してしまった方がいて。あるブランドのオリジナルで、赤いメッシュのバッグでした。いい素材だったのでそれなりに高価なものだったと思います。この時はカラーリングで対応しました。補修後、キレイになったバッグをお客様に確認していただくと、とても喜んでくださって。購入したショップまで見せに行かれたようで、「新品みたいでしょ、と自慢したのよ」と教えてくださいました(笑)。その後、このお客様はリピーターになっていただいて。嬉しかったですね。
今後は、「できないこと」をなるべくなくしたいですね。革の傷みが激しすぎて同じ箇所を縫うと切れちゃったり、革を貼って補強すると見た目が変わってしまったり、やっぱり物理的にできないことがあるんです。そんな時でも、どうにか革を加工して元の状態に再生できたら、と思うんですよね。 仕事しながらの学びは本当に多いです。お客様のバッグを修理しながら、できることを増やしています。同僚と情報をシェアすることも多いですね。新しいバッグの素材が出てきたら、いろいろ試したりもします。生地によって修理方法も変わってくるので。また、雑誌やインターネットなどバッグの情報には常にアンテナを貼っています。知識があるだけで、お客様との会話が広がっていくので。かれこれ15年も修理業務をやっていますが、いまだに日々勉強です。学びながら、ずっとこの仕事を続けていきたいですね。

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